探偵手記

助手による探偵ごっこ

田中角栄

1日このことを考えていた。そのくらい衝撃だった。

外国語を勉強していると、例えば「ここは文法的には -in + bo- ですが、nb の並びは許容されないため -imbo- に変化します」みたいなのをたまに見かける。発音の都合から文字の上での規則を捻じ曲げるようなもの。

元々言語は文字より先に音声だけがあって、今日本人が「ん」の音を無意識に使い分けていたような音の変化を文字に起こしたら例外になってしまった、ということなんだろうなと想像している。

学校で「ヘボン式ローマ字」を習った時にも「この音って n じゃないよね〜」と不思議には思っていたんだけど、まさか JR というド公共の場でヘボン式以外のローマ字が使われるとは!!!!ヘボン式が一応公的な表記だと思っていたので、外国人のために正確性重視で表記が変わったことに本当に驚いた。いつ変わったんだろう……

と思って調べてみたら、旧ヘボン式では撥音に m を使っていたことがあったらしい(Wikipedia での例がまさに新橋だった)。そして鉄道で使われているのはヘボン式を独自に改修した表記法で、こちらも発音重視で m を使っているとのこと。

つまり最近変わったんじゃなくて大昔からそうだったってことなのね。気付かなかったのが悔しい……まあ普段は新橋周辺に用事なんてないので。いろんなことに興味を持ったおかげで新しく気づけることが増えた、と前向きなきもちになりました。


新橋といえば「日本語学校アメリカン」だよね

螺鈿紫檀の五弦琵琶